企業”ではなく、会いたいおとな“個人”に学生自身がアポをとって会いに行く。サイトはドキュメント動画を中心に構成、企画段階からお手伝いしました。
大阪国際大学様で社会科学系の学部を開設する。そのプロモーションのご相談を頂きました。オリエンでの目指したい新学部イメージは「就職に強い」ということ。しかし、コモディティ化する大学・学部選び、そしてまだ実績もない中で、学生に響く訴求ポイントが見つけづらい。そこでまず、ユニバーサル・インサイトにフォーカスし、課題を設定。そもそも、多くの学生は将来が不安で、社会や働くことをネガティブに捉えている。そんなソーシャルな視点から、企画を考えました。
今はWEBの進化により人と人がつながりやすい時代です。しかし、実際に対面で会って話をすることで得られるものは大きいはず。そう信じて、学生が本当に会いたいと思うおとなを選定し、自らアポをとって会いに行く体験学習プロジェクトをご提案。初期は数名参加のプロジェクトになりますが、「学生の将来をどこよりも真摯に応援している」、そんな大学の姿勢を伝えることを目的としました。参加した学生が新しい気づきを得て成長していく様子を、長尺のドキュメント動画として残し、徹底した“リアル”を追求しています。サイト&ムービーは、明るい印象もありながら、「真剣さ、挑戦」を想起し、落ち着いたトーンを目指しました。
心意気ひとつでご協力いただいたおとなの方々。本音で学生と向かい合い、語りかけた数々の言葉は、学生だけでなく、多くの人々の胸を打つものでした。広告は一切出していないものの、動画を観た人の反応が良く、学内外で反響がありました。1年目の受験者数は予想を上回り、2016年に始まったこのプロジェクトは今後も継続されることが決定。さらなる広がりを見せています。何より、参加した学生の表情・行動が目に見えて変わっていく。机上では得られない価値がそこにはありました。「早く社会に出てみたい。」___学生からこぼれたこの一言が、一番の収穫かもしれません。
おとなインターンのロゴは、漢字の「大人」がモチーフ。それぞれ、「大」はキラリと輝くおとな、「人」はまだまだ伸びしろ(スキマ)がある学生を表していて、“自分だけの星を目指そう、成長しよう”というメッセージを込めています。